2011 年 09 月

知立市山町の地震に強いまちづくり勉強会-知立市ウェブサイトから

 知立市市役所のウェブサイトの耐震・災害対策のページで紹介されている取り組みです。サイトの説明によると、「建物の耐震化を地域の皆さんと進めていくために、勉強会をしている」としながら、「地元の町内会、自主防災会の主導のもと…」と矛盾した表記も。「平成20年度には上重原町で、平成21年度は西中町で、平成22年度は中山町で…」と毎年巡回で計画的にやっているようです。どう考えても市役所主導の事業と受け取れます。自主防災活動が盛り上がらないから、市役所がお膳立てしているといったら実もふたもないか。でもまぁ、やらないよりやったほうがよいし、きっかけは何であろうと対策が進めば、被害は減るだろうから、結果オーライの考え方でよいかも。

 年間スケジュールが紹介されていて、5回の勉強会とアンケート、ローラー作戦の7回のイベントをやることになっている。1回目はオリエンテーションだけのようなので、実質6回。正直言って、仰々しい割りに成果は???。無料耐震診断の対象者を集めて説明会をするだけのような気がする。個人財産をどうするかという話を町内会で何を議論するのだろう。狭隘道路解消、ブロック塀の垣根化、看板や自動販売機などの歩行者への影響があるものの対策依頼とかならわかるが、それは建物の耐震化を進めるための勉強会という主旨から外れる。

 7月上旬に実施されたアンケート調査の結果が掲載されていて、回答内容が興味深い。特に自由記述回答に本音が垣間見える。阪神・淡路大震災の被災経験者や防災に取り組んでいるらしくて回答内容がやたら専門的で詳しい人など、見ていておもしろい。関心度合いの差が極端だ。

 アンケート結果から想像するに、熱心な人とそうでない人の差が大きくて、自主防災会としてのまとまりには欠けているのではないか。一部の熱心な人たちや役員だけで活動していそうな気もする。他人が口出しする話ではないが。外野が勝手な評論しているだけだから無視してもらってかまわないが、我が西尾市でも似たようなところがあるから、「やっぱりどこも似たようなもんだ。」とほくそ笑んでしまう。「他人の振り見て我が振り直せ」の教訓と思って拝読した。

西尾市花蔵寺町自主防災会訓練で心肺蘇生法を指導

 西尾市花蔵寺町自主防災会は9月23日、防災訓練を実施しました。8時30分ころから12時ころまで、計画通りにこなし、訓練の後には町内のコスモスまつりを楽しみました。今回は町内の親睦を深めることも目的としており、台風一過の秋晴れの中、気持ちよく実施することができました。

 訓練には、約80世帯から130人が参加しました。小さな子どもから高齢の方まで文字通り老若男女、いろいろな方が家族ぐるみで参加していました。

 訓練項目の概略は以下のとおりです。

1)集団避難訓練
 町内の5つの組ごとに、会場となった農民センターまで避難します。

2)情報収集伝達訓練
 会場に到着したら、組ごとに参加人数を確認し、本部役員へ報告します。報告された人数は106人。炊き出し班は別スケジュールで事前に炊き出し作業をしていますので、人数に含まれていません。後から遅れて参加した人も含めると全員で130人とのこと。

3)防災講話
 西尾市役所防災課職員のお話。東日本大震災の教訓も含め、自主防災活動の必要性、地域の絆や連帯(共助)の重要性、市役所の立場から市民へのお願いなど、口頭で説明されました。

4)DIG
 都市計画図ベースのプリントを用意し、5つの組がそれぞれの組のエリアについて防災マップ、さらに発災想定(出火、負傷者への対応など)をマップ上でディスカッションしました。指導は防災課職員1名が担当しました。

5)心肺蘇生法
 訓練用人形3体、指導者3名で約50人を3つのグループに分けて実施。最初にデモンストレーションを一度見せた後、全員1回は一通りの手技の流れを体験しました。中には上級救命講習の修了者もいて、頼もしく感じました。指導は西尾市応急手当普及ボランティアの会3名が担当しました。

6)炊き出し
 炊き出し班の約20名は、上記の1)~5)の訓練メニューとは別行動で、炊き出し作業に専念し、おにぎりと豚汁の準備をしました。訓練終了時に参加者に配布しました。

 4)と5)は全体を2つのグループに分け、前半と後半を入れ替えて実施しました。それぞれ45分くらいずつの時間配分です。

 自分は、5)心肺蘇生法の指導をしました。予定時間と人形1対を使用するグループの人数は余裕があり、一通りの手技体験ができて、まあまあの結果となりました。訓練最後の講評の祭に、10月23日に実施する普通救命講習の案内をして、受講申し込みを促しました。

 4)DIGの様子は視察できませんでした。訓練が終了した後の懇談で市役所職員に聞いたところ、時間が足りず、十分な訓練ができなかったようです。みんなでワイワイ言いながらやるという狙いは達成したようです。

■集団避難

049-01集団避難1

049-02集団避難2

■安否報告

049-03安否報告1

049-04安否報告2

■心肺蘇生法

049-05心肺蘇生法

放射能めちゃ拡散!台風のばかぁ~!

 台風15号は、大震災で弱った日本をさらに痛めつけました。各地で被害が出て大変な状況です。災害ボランティア関連のメーリングリストでも情報が流れ始めました。東日本大震災の支援、台風12号の支援、さらに台風15号です。人手はまったく足りません。それぞれの地元中心に頑張るよりほかありません。

 地元は被害が少なくて、市役所災害対策本部は設置されたものの、災害ボラセンは立ち上がらないようです。今後、どんな支援をしていくか、情報収集ながら考えます。

 一番心配なのは、記事タイトルのように放射性物質の拡散状況です。台風が大気を引っ掻き回して、大雨で流し去って、東北地方だけではなく、関東・甲信越(もしかしたら東海)地方にどのように撒き散らしたか、不安な方もいるのではないでしょうか。京都市の五山送り火や日進市の花火で文句たれてる市民は、どう考えているんでしょうかね。

 文部科学省が全国の測定データを公開しています。ここにある数値をモニタすれば大まかな傾向(測定数値の変化)はつかめると思います。ただ、人体ににどう影響するか、数値がどうなったらどういう行動をとるべきかなど、よくわかりません。

 全国の放射能濃度一覧 http://atmc.jp/

 このサイトが、文科省の都道府県別環境放射能水準調査結果のデータをGoogleマップ上に表示してくれています。毎日の変化も見られます。全国といっても県庁所在地くらいしかありませんので、参考程度に。

FeedWind
FeedWind
FeedWind

検索

お気に入りリンク

タグクラウド

NPO法人アレルギー支援ネットワーク 「復興の狼煙」ポスタープロジェクト あいち地震対策アクションプラン あいち防災リーダー会 あいち防災通信 おばなざわ花笠まつり まげねどTシャツ やっぺしデニムトート やっぺしTシャツ やるっちゃ牡鹿復興市Tシャツ クリスロード商店街 ブラインド型訓練 ホヤ メトロポリタン仙台 三重県 中央日本交流・連携サミット 中央防災会議 仙台七夕まつり 仙台市 仙台市宮城野区 仙台市宮城野区福住町町内会 伊勢湾台風 伊那谷断層帯 信濃川断層帯 協働まちづくり 名古屋市 和歌山県 大槌町 宝永地震 宮城県 宮城県水産技術総合センター 尾花沢スイカ 尾花沢市 尾花沢市鶴子地区連合区会 山形県 岐阜県 岡崎市 岡崎市地域総合防災訓練 岡崎市役所 岩手県 平成20年8月末豪雨 平成23年台風第12号Talasタラス 平成23年台風第15号Rokeロウキー 広域連携 想定東海・東南海・南海地震 愛知県 愛知県地域防災計画 愛知県東海地震・東南海地震・南海地震等被害予測調査 愛知県東海地震・東南海地震・南海地震等被害予測調査委員会 愛知県立西尾高等学校 愛知県防災会議 愛知県防災局 慶長大地震 日高川町 東北地方太平洋沖地震を教訓とした地震・津波対策に関する専門調査会 東日本大震災 東海市 東海豪雨 株式会社エムアイシーグループ 気仙沼市 津波てんでんこ 津波ハザードマップ 災害時相互支援 知立市 知立市役所 石巻市 石巻市役所牡鹿支所 石巻市民憲章 石巻復興支援Tシャツ 社団法人中部経済連合会 社団法人西尾法人会 福井県 糸魚川-静岡構造線 紀宝町 補助金制度 西尾市 西尾市上羽角町自主防災会 西尾市下町自主防災会 西尾市地域防災計画 西尾市寺津小校区防災委員会 西尾市役所 西尾市応急手当普及ボランティアの会 西尾市熱池町自主防災会 西尾市社会福祉協議会 西尾市立西野町小学校 西尾市総合計画 西尾市総合防災訓練 西尾市花蔵寺町自主防災会 西尾市西野町小校区自主防災会連絡協議会 西尾市赤十字奉仕団 西尾防災リーダー会 西高祭 越前町 釜石市 長野県 防災の日 防災基本計画 防災対策推進検討会議 震災ルック 静岡県