西尾市協働まちづくりプランナー第1回会議

 西尾市第7次総合計画策定に向けた協働まちづくりプランナー第1回会議が開催されました。今回は、ワールド・カフェの手法で話し合いが進められました。

 いろいろな意見が出されたが、総じて長期的視点に欠ける、この先数年でやりたい事業アイデアが多かった。10年後の「ありたい姿」「あるべき姿」を考えているとは言いがたい。

 また、自分の活動分野、自分の居住地域の話題について発言するだけで、ブレーンストーミングの発想は、あまり感じられなかった。全てのテーマに精通することは困難だから、各分野・各地域の知見を持ち寄ることは大切だが、それを整理して全体最適を考えるという発想はないようだ。地域選出議員が地元利益のために動いてるのと同じ構図。

 話題の豊富さ、発言に対する反応、発言やアイデアをつなげよう発展させようという思いの有無などから、これまでの取り組み姿勢が垣間見えたり、今後も市民活動を連携していけそうか否かが、手に取るようにわかってしまうのがおもしろい。

 ワールド・カフェの運営については、基本のお作法どおりで面白みは全くなかった。参加したプランナーのうち、ワールド・カフェを知っていたのは私だけというのに、「他花受粉」の効果を説明しなかったのは手落ち。ワールド・カフェが最も効果を発揮するはずの仕組みが生かされなかったのが残念だ。

 各テーブルのホスト役も力不足。ファシリテータではないから、しきりまくる必要はないが、「他花受粉」のためには、話し合いを整理して紹介する必要があるのだが、テーブル上の大きなシートに書かれたキーワードすら説明できていない。

 トーキング・オブジェクトを使ったのはよかった。一人ずつ順に話すというルールを見える化しているので、演説しまくりたいKYな参加者の発言を抑制する効果が発揮できた。おもちゃのカラオケマイクとか1分タイマーだったりすると、おもしろかったかもしれない。

平成23年度西尾市総合防災訓練、参加団体アンケート

 平成23年度西尾市総合防災訓練が10月9日、西尾市一色町地内で開催されました。昨年度に引き続き、応急手当の基礎訓練として三角巾の使用方法について講習を行いました。

 市役所防災課は、参加した団体にアンケートの依頼をしてきました。昨年度まではこのような振り返りの取り組みはなかったので、「市民との協働」が少し前進したようで、うれしい傾向です。

 せっかくの機会なので、昨年度までの分も含めて、いいたいことを思いっきり書きまくることにしました。回答用紙はA4用紙1枚なんですが、記入スペースが足りないので、勝手にWordファイルでA4用紙3枚にまとめ、さらに参考事例として、平成23年度岡崎市地域総合防災訓練の資料もつけて提出することにしました。

 岡崎市の訓練計画書は、岡崎市のウェブサイトからダウンロードできますので、市民でなくても内容を把握できます。この訓練を取り上げたのは、同日同時間帯に市内の20の小学校区でいっせいに訓練をするという方法が、発災時の状況に似ていて、自分が考える訓練方法に比較的近い形だからです。市内各地でいっせいにやるというのがポイントです。

 岡崎市の訓練を持ち上げるつもりはさらさらありません。突っ込みどころ満載です。いっせいにやるといっても、たかだか1時間という会場が12会場、3時間やる会場は1箇所だけです。各会場で実施される訓練項目もそれなりの数があって、相当な規模であることは推測できますが、地域住民がかかわらない項目もあるようです。

 「防災防犯協会」というのが自主防災組織のようですが、訓練項目ごとの実施機関が、「防災防犯協会」「学区住民」と分かれているのは疑問です。自主防の役員だけでやる訓練ってなんなんでしょう。「婦人自主防災クラブ」「消防団」が多数参加する計画になっていますが、これらの人たちは、「防災防犯協会」や「学区住民」の一員ではないのでしょうか?別行動をするということでしょうか?そうだとしたら、各機関の役割分担や指揮系統はどうなるのでしょう?

 岡崎市のウェブサイトの自主防災組織を紹介するページには、平成22年7月1日時点で、「町防災防犯協会」529団体、「婦人自主防災クラブ」29クラブ、「自衛消防隊」61団体とあり、訓練計画書にでてくる消防団は記載されていません。また、団体の数から判断すると、それぞれの団体は、町内単位または小学校区単位でひとつずつというようなバランスの取れた構成になっていないようです。

 また、岡崎市のウェブサイトに掲載されている「自主防災(町防災防犯協会)活動マニュアル」によると、町防災防犯協会-学区防災防犯協会連合会-市防災防犯協会連合会の三階層の組織になっているようですが、それらの分担も訓練計画書からは読み取れません。

 これらの疑問から、平成20年8月末豪雨での混乱ぶりは、このような複雑な組織・役割分担とそれらが周知徹底されていなかったことが原因だったのではないかと、勘ぐりたくなってきます。このあたりは、岡崎市民として地元の防災に取り組んでいる仲間で、かつ、当時の被災者に聞いてみたいと思います。

 もちろん、西尾市は胸を張れる様な状況ではありません。「人の振り見て我が振り直せ」の典型です。西尾市総合防災訓練の反省のための考察が、岡崎市との比較、地域防災のあり方検討までひろがり、今後の西尾市の地域防災活動改善の方向が見えてきました。この先は、西尾市総合計画策定のための協働まちづくりプランナーの活動に反映していきたいと思います。

新・西尾市総合計画策定の「協働まちづくりプランナー」選出されました。

 9月13日の記事「新・西尾市総合計画策定の「協働まちづくりプランナー」に応募しました。」で紹介しましたように、西尾市役所は協働まちづくりプランナーの募集・選考作業を進めていました。防災に関する取り組みについて提案したくて、応募していましたが、本日、選考された旨通知がありました。

 検討するテーマは、新市基本計画で示されている7つの課題の中から、「多様な地域資源を活かした地域の魅力づくり」、「定住しやすい安全安心な暮らしの実現と自然環境への配慮」、「次代を担う人づくり」の3テーマを予定しているそうですが、防災は、「定住しやすい安全安心な暮らしの実現と自然環境への配慮」に含まれると思いますので、これを重点的に注力していきたいと思います。でもまぁ、会議や討論がどのように進められるかわかりませんので、あくまで、現時点の希望ということです。応募時の提出作文に、防災に対する思いを書きまくったので、そのあたり、意を汲んでくれるとありがたいですがね。

 まずは、応募前に着手して中断したままになっていた各種計画のおさらいをしていきたいと思っています。第6次(現行)総合計画、最新の実施計画、新市基本計画、地域防災計画、国民保護計画などたくさんあって忙しいですが、せっかくのチャンスですので、できる限り要望を反映してもらえるよう頑張ります。

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