西尾市協働まちづくりプランナー第1回会議

 西尾市第7次総合計画策定に向けた協働まちづくりプランナー第1回会議が開催されました。今回は、ワールド・カフェの手法で話し合いが進められました。

 いろいろな意見が出されたが、総じて長期的視点に欠ける、この先数年でやりたい事業アイデアが多かった。10年後の「ありたい姿」「あるべき姿」を考えているとは言いがたい。

 また、自分の活動分野、自分の居住地域の話題について発言するだけで、ブレーンストーミングの発想は、あまり感じられなかった。全てのテーマに精通することは困難だから、各分野・各地域の知見を持ち寄ることは大切だが、それを整理して全体最適を考えるという発想はないようだ。地域選出議員が地元利益のために動いてるのと同じ構図。

 話題の豊富さ、発言に対する反応、発言やアイデアをつなげよう発展させようという思いの有無などから、これまでの取り組み姿勢が垣間見えたり、今後も市民活動を連携していけそうか否かが、手に取るようにわかってしまうのがおもしろい。

 ワールド・カフェの運営については、基本のお作法どおりで面白みは全くなかった。参加したプランナーのうち、ワールド・カフェを知っていたのは私だけというのに、「他花受粉」の効果を説明しなかったのは手落ち。ワールド・カフェが最も効果を発揮するはずの仕組みが生かされなかったのが残念だ。

 各テーブルのホスト役も力不足。ファシリテータではないから、しきりまくる必要はないが、「他花受粉」のためには、話し合いを整理して紹介する必要があるのだが、テーブル上の大きなシートに書かれたキーワードすら説明できていない。

 トーキング・オブジェクトを使ったのはよかった。一人ずつ順に話すというルールを見える化しているので、演説しまくりたいKYな参加者の発言を抑制する効果が発揮できた。おもちゃのカラオケマイクとか1分タイマーだったりすると、おもしろかったかもしれない。

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