2011 年 08 月

平成23年度岡崎市地域総合防災訓練の計画書を拝見

 平成23年度岡崎市地域総合防災訓練(9月4日実施予定)の計画書が市役所ホームページに掲載された。参考にしようと思い、さっそく内容を確認した。

 すばらしい点。市内全域で一斉に取り組む計画になっていること。地域住民参加の会場が22箇所の小学校、ほかにも地域住民が参加しないものの各種団体が参加する会場が76箇所の小中学校となっていて、13,000人の参加が予定されている。

 市役所の防災担当がしきる「総合防災訓練」は、どこの市町村でもやっているが、全市域を挙げての訓練というのは、まだまだ少ない。いざというというときの状況に、より近い設定の訓練と言える。

 いざというときは、全市域が被災するので、訓練と割り切って特定の(一部の)地域だけで、一部の対象者だけで対応するのとはまったく違う状況になる。1箇所の訓練会場で全体が見渡せる状況にはない。そのような状況でどのように訓練の状況を把握し、想定した訓練をこなすのか。発災時に市内各地の状況を把握整理しながら対策を進めるのに近い作業をやることになると思う。

 残念な点。住民が参加するといっても、それぞれの会場の訓練時間はたったの1時間。これだけの時間ではたいした訓練はこなせない。発災直後の初動対応のみに割り切った訓練ということなら理解できるが。一部の学区は2・3時間かけて実施するところもあるようだが、この差は何なのだろう?

 ボランティア団体、市民活動団体が多数参加しているが、彼らは、いざというときも地元地域を後回しにして、市内全体のために活動するつもりなのだろうか?そのための覚悟をしたうえでの参加なのだろうか。不明である。

 あれこれ指摘しているが、これだけの規模で、市内全域を会場としていっせいに訓練をするのは容易なことではない。この計画を打ち出した岡崎市の担当部署および承認をした議会に敬意を表する。
 
 願わくは、台風12号が訓練を中止させないことを祈る。訓練ではない本番の対応が必要とならないことを祈る。平成20年8月末豪雨の記憶が過ぎる。台風が岡崎市を通過するのは訓練前日の3日の見込み(日本気象協会1日15時発表の予報を参照)。

 もし、発災して災害ボラセンが立ち上がっても、出動するのは厳しい状況だ。次の週末の10日が啓発イベント、11日がわが地元の訓練のため、12日まで3日連続有休を取得しており、調整が難しい。

西尾市下町自主防災会総合訓練の最終打ち合わせ

 西尾市下町自主防災会総合訓練(9月11日実施予定)の最終打ち合わせをしました。昨日までかかって作成した資料を基に、会長・副会長・監事の4人で訓練の流れを確認しました。8月26日の記事「西尾市下町自主防災会総合訓練、資料作成が佳境に」で紹介したとおり、ブラインド型の訓練を志向していますので、訓練内容の詳細はここに掲載してしまうわけにはいきません。後日の結果報告記事にて、紹介したいと思います。

 打ち合わせでは、雨天だったら会場や訓練メニューの変更をどうするか、具体的なイメージを持ちつつ、最後まで粘ってあれこれ考え、今日になって訓練メニューが増えました。訓練項目の組み合わせの都合で、参加した皆さんが「待ってるだけ」の状態ができてしまうということが指摘されました。対策として、東日本大震災の現地支援活動ほかのプレゼンをやることになり、当日までに40分程度の話ができるよう資料を準備することになりました。

 作業が増えて大変ですが、皆さんが積極的に意見を出して、よりよい実のある訓練にしようという気持ちで動いているのが、とても励みになります。

023-01訓練シナリオ資料
これらを元に全体の動きをイメージ…。

西尾市熱池町自主防災会の総合訓練に参加しました。

 西尾市熱池町自主防災会の総合訓練が8月28日、熱池町公民館で開催され、約100名(ほぼ各世帯1名)が参加されました。朝から町内の清掃美化活動を実施し、引き続いての訓練実施、お疲れ様でした。

 訓練は10時から12時までの2時間、防災講話(20分)、防災ビデオ視聴(30分)、応急手当講習(簡易担架、搬送)(30分)、消火器取り扱い・初期消火講習(30分)で、最初に全員で防災講話を聴き、残りの3つの講習を3つのグループに分かれて順番に交代で実施しました。

 私は、防災講話「防災のこころがまえ」を担当し、東日本大震災の津波や阪神淡路大震災の火災の動画を交えて、パワポイントの資料で自ら考え行動することや地域の共助の大切さを訴えました。

 20分では時間が足りず、やってほしいことを単純に羅列するだけになってしまい、主張の根拠や事例を紹介する余裕がありませんでした。

 毎年、各種訓練項目の基礎講習をローテーションして実施しており、そろそろ応用的な訓練も実施していただきたいと思いました。今年は、公民館に集合して基礎訓練を順に体験していく構成でしたが、昨年度は神社で炊き出し訓練も実施し、会場まで集団避難の訓練をするなど、今年度よりも実践的な内容でした。

 今後、さらに、火災発生や負傷者発声などのオプションを追加して、一次避難場所への集合~安否確認~全体訓練場所への移動(集団避難)の流れの中で、火災発生を想定した初期消火活動のオプション、負傷者発生を想定した応急手当・担架搬送・応急救護所設置など、ステップアップを期待したいと思います。

 防災講話と消火器取り扱い・初期消火訓練は、西尾防災リーダー会が担当し、応急手当訓練は、西尾市応急手当普及ボランティアの会が担当しました。

防災講話

022-01防災講話1

022-02防災講話2

防災ビデオ

022-03防災ビデオ1

022-04防災ビデオ2

応急担架

022-05応急担架1

022-06応急担架2

022-07応急担架3

消火器取り扱い説明

022-08消火器説明

初期消火訓練

022-09初期消火1

022-10初期消火2

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