新聞総めくり-2011年8月分

 各地の自主防災組織の活動事例を収集して、地元活動の参考にしようといろいろな情報源を漁っています。その中から新聞紙面に掲載された事例について備忘録としてまとめています。

・対象となる新聞は地元で配達されるものをベースとしています。地域ページ(県内版とか三河版、尾張版など)の内容は、ほかの地域と異なっている場合があります。
・ピックアップする記事は、独断と偏見によるもので、すべてを網羅しているわけではありません。
・防災対策や啓発に役立つ情報や被災地の状況を報告する記事あっても、自主防災組織の活動でないものは、割愛しています。
・記事の詳細内容は、紙面を参照下さい。

調査対象紙:
中日新聞、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、三河新報、愛三時報

○西尾市徳次町自主防災会
7月31日
徳次町公民館、白山神社
心肺蘇生法、三角巾、消火器取り扱い、炊き出し(カレーライス)
(愛三時報)

○三重県熊野市
8月31日
熊野灘沿岸地域
700人
開始時刻を知らせないブラインド訓練、10分以内に5mの津波が来るという想定で避難訓練
(朝日新聞)

 自主防災会の訓練は、あまり取り上げられないことが多いようです。いつでもどこでも誰でもやってるから、ニュース性が低いということでしょうか。目新しい訓練内容でもなければ取り上げる価値がないか、取材に出かけるのが面倒なのか…。

 地元情報ということなら、断然ローカル紙に軍配が上がりますが、他の地域の情報なら全国紙でないと手が出ないし…。もう少し様子を見ながら調査対象紙を選択したいと思います。

西尾市下町自主防災会、平成23年度総合防災訓練を実施

 西尾市下町自主防災会は9月11日、午前9時より11時30分まで、町内で総合防災訓練を実施しました。台風12号の影響で各地の防災訓練が中止となる中、秋晴れというにはまだちょっと暑い日差しの中、無事、目標とする訓練内容をほぼ計画通り終了できました。

 毎年、神明社の秋の大祭の準備として恒例になっている草刈を実施した後、引き続き、昼前までの連続行事として、頑張っていただきました。みなさん、お疲れ様でした。

 訓練の準備状況は、このブログでも、以下の記事で順次お知らせしてきました。準備作業は手間隙かけてあれこれ大変でも、訓練当日の2時間ちょっとは、あっという間に過ぎてしまいますね。

・8月26日の記事「西尾市下町自主防災会総合訓練、資料作成が佳境に
・8月29日の記事「西尾市下町自主防災会総合訓練の最終打ち合わせ
・9月7日の記事「防災訓練用火災発生地点標識パネル作成

 参加者は135人、訓練の項目のひとつとして、安否確認をすることになっており、訓練に参加した人を「避難者」、参加していない人を「自宅待機者」という扱いで集計しました。戸数164、人数560人ですので、全戸1人以上参加の目標(=164人)に若干届かない結果となりました。お仕事ほかの都合で不参加となった方もいるようです。

 これまでと、同様の初動対応訓練ですので、毎年参加してきた人にとっては、目新しい内容ではなく、繰り返し確認となります。これらを考慮してご自分の都合を優先したのでしょう。いざというときの行動が理解できていて、対応もしてくれると信じています。

 初期消火対応訓練は、火災発生地点を2箇所設定しました。第1発見者の「火事だぁ~!」の発声があるかどうか、回りに声をかけるかどうか、一次避難場所で安否確認をしている最中に、応援を求めるかどうか…。様子を観察しました。また、1箇所は4班と5班の境界あたりに設定し、班ごとの区割りとか担当の押し付け合いがなく協力し合えるか、確認もしました。

 結果は、ほぼ狙い通り、安否確認作業の途中でも、臨機応変・協力的に対応ができました。行動の考え方は問題なかったですが、スピードについては、課題が残ります。今回はそこまでは追及していませんでしたが、今後の訓練に反映できたらと考えています。

訓練項目概要は以下のとおりです。

1.情報伝達訓練

防災無線により訓練開始の合図、安否確認指示と報告の依頼、指定場所への集団避難指示

2.初期消火(避難行動中の即応訓練)

一次避難および安否確認行動中に町内2箇所に火災発生との想定で消火器による初期消火活動。
・消火班と居合わせた住民による自主活動(防災会指示を待たずに自己判断で対応)
・訓練直前まで火災発生地点を伏せておくブラインド型対応訓練

3.集団避難

町内会の班ごとに多目的集会場東の広場(訓練会場)へ避難
・同報無線の合図から32分で避難完了。

4.安否確認

町内会各班の一次避難場所(町内)と多目的集会場東の広場(訓練会場)で確認・人員報告

5.消火訓練

訓練会場に全員集合した後、粉末消火器を使用して枯れ草のボヤを消火する訓練。
水消火器とは異なる感覚を強調した。
・炎に向かう怖さ、レバーを握る握力、粉末で炎が隠れて鎮火が確認し難いこと
期限切れ再充填前のものを活用した。

6.防災講話

東日本大震災でのボランティア活動報告
・5/3,4 気仙沼市、ボランティアと地域住民の共同運営よる避難所兼ボラセンの事例
・避難所運営に関する検討の必要性、ボランティアを受け入れる心構え

7.炊き出し

カセットコンロと一般家庭用の鍋を使用したハイゼックス炊飯

西尾市下町自主防災会総合訓練の最終打ち合わせ

 西尾市下町自主防災会総合訓練(9月11日実施予定)の最終打ち合わせをしました。昨日までかかって作成した資料を基に、会長・副会長・監事の4人で訓練の流れを確認しました。8月26日の記事「西尾市下町自主防災会総合訓練、資料作成が佳境に」で紹介したとおり、ブラインド型の訓練を志向していますので、訓練内容の詳細はここに掲載してしまうわけにはいきません。後日の結果報告記事にて、紹介したいと思います。

 打ち合わせでは、雨天だったら会場や訓練メニューの変更をどうするか、具体的なイメージを持ちつつ、最後まで粘ってあれこれ考え、今日になって訓練メニューが増えました。訓練項目の組み合わせの都合で、参加した皆さんが「待ってるだけ」の状態ができてしまうということが指摘されました。対策として、東日本大震災の現地支援活動ほかのプレゼンをやることになり、当日までに40分程度の話ができるよう資料を準備することになりました。

 作業が増えて大変ですが、皆さんが積極的に意見を出して、よりよい実のある訓練にしようという気持ちで動いているのが、とても励みになります。

023-01訓練シナリオ資料
これらを元に全体の動きをイメージ…。

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