平成23年度岡崎市地域総合防災訓練の計画書を拝見

 平成23年度岡崎市地域総合防災訓練(9月4日実施予定)の計画書が市役所ホームページに掲載された。参考にしようと思い、さっそく内容を確認した。

 すばらしい点。市内全域で一斉に取り組む計画になっていること。地域住民参加の会場が22箇所の小学校、ほかにも地域住民が参加しないものの各種団体が参加する会場が76箇所の小中学校となっていて、13,000人の参加が予定されている。

 市役所の防災担当がしきる「総合防災訓練」は、どこの市町村でもやっているが、全市域を挙げての訓練というのは、まだまだ少ない。いざというというときの状況に、より近い設定の訓練と言える。

 いざというときは、全市域が被災するので、訓練と割り切って特定の(一部の)地域だけで、一部の対象者だけで対応するのとはまったく違う状況になる。1箇所の訓練会場で全体が見渡せる状況にはない。そのような状況でどのように訓練の状況を把握し、想定した訓練をこなすのか。発災時に市内各地の状況を把握整理しながら対策を進めるのに近い作業をやることになると思う。

 残念な点。住民が参加するといっても、それぞれの会場の訓練時間はたったの1時間。これだけの時間ではたいした訓練はこなせない。発災直後の初動対応のみに割り切った訓練ということなら理解できるが。一部の学区は2・3時間かけて実施するところもあるようだが、この差は何なのだろう?

 ボランティア団体、市民活動団体が多数参加しているが、彼らは、いざというときも地元地域を後回しにして、市内全体のために活動するつもりなのだろうか?そのための覚悟をしたうえでの参加なのだろうか。不明である。

 あれこれ指摘しているが、これだけの規模で、市内全域を会場としていっせいに訓練をするのは容易なことではない。この計画を打ち出した岡崎市の担当部署および承認をした議会に敬意を表する。
 
 願わくは、台風12号が訓練を中止させないことを祈る。訓練ではない本番の対応が必要とならないことを祈る。平成20年8月末豪雨の記憶が過ぎる。台風が岡崎市を通過するのは訓練前日の3日の見込み(日本気象協会1日15時発表の予報を参照)。

 もし、発災して災害ボラセンが立ち上がっても、出動するのは厳しい状況だ。次の週末の10日が啓発イベント、11日がわが地元の訓練のため、12日まで3日連続有休を取得しており、調整が難しい。

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