宮城県石巻市の牡鹿半島にある谷川漁港沖でホヤの養殖いかだを設置する作業が始まったようです。9月15日の読売新聞に掲載されていました。
8月6日の記事「被災地復興支援業務出張1」で紹介したように勤務先の被災地支援業務として谷川漁協のホヤ養殖漁具の準備支援をしました。8月に現地を訪れたときは、9月に養殖を開始したいから急いで準備しないと…とおっしゃっていて、作業に追われている状況でした。果たしてどれだけ役に立てたか、養殖開始に間に合ったのか、ずっと気にかかっていましたが、どうやら、いかだの数が少ないながらも設置作業が開始したようで、ホッとしました。
次は、出荷開始のニュースを待ちたいと思います。現地を訪問する機会ができたら、鮫浦湾にたくさんのいかだが浮かんでいる様子を見てきたいと思います。11月に仙台市を訪問する予定があるので、足を伸ばしてみるのもよいかもしれません。
2011 年 9 月 17 日( 土 )23 時 59 分 |
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カテゴリー:災害救援
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勤務先の被災地復興支援事業として、会社でも初めての取り組みに参加しました。
8月5日から10日までの6日間で宮城県仙台市をベースに石巻市およびその周辺地域の復興支援活動をしています。昨日の朝、愛知県を出発し、夕方に仙台市内のビジネスホテルに到着しました。活動初日の今日は、石巻市ボランティアセンターへ出向き、作業のコーディネート(指示)を受けて、鮎川浜で活動をすることになりました。
鮎川浜は、2005年に石巻市と合併した旧牡鹿町にある集落で、多くの家屋が津波に流されてしまいました。瓦礫撤去もまだまだ進んでおらず、一部には手付かずのところもあります。
仙台市内のビジネスホテルからここまで、現地でチャーターしたマイクロバス4台に分乗して移動し、現地ボランティアセンターの役割を担っている公民館で着替えをさせてもらった後、再びバスに乗って作業現場へ移動しました。実際に作業を開始したのは、昼過ぎ、昼食を食べてからでした。
実に効率の悪い作業調整ですが、宿泊地と活動地が離れていること、マイクロバス4台約60名という大所帯、初日で現地状況の把握も兼ねるなど、いろいろとしがらみがあってうまくいかないのは、目をつぶるしかないのかなと…。その分、大人数の機動力を発揮して、また、同じ会社の同志によるいチームワークのよさを発揮して、4日間の作業をパワフルに進めることで挽回できたらと思います。
本日の作業は、ホヤの養殖に使うカキの貝殻の仕分けです。養殖では、カキの貝殻を千羽鶴のように細いロープに連ねた物を用意して、これを養殖筏や延縄から海中につるし、大きく育ったら引き上げるという段取りです。
9月には種付けの準備をしたいということで、使用する貝殻の仕分けを急ぐ必要があります。間に合わないと養殖開始が1年遅れ、その分出荷も遅れていくので、漁業関係者にはあせりの色が見え始めています。
今日の作業は12:30~15:00までと少なかったので、大量に積み上げられているカキの貝殻をすべて仕分けることができず、ちょっと残念でした。明日もこの作業を続けて、かえるまでには貝殻の山を全部仕分けられたらと思います。

仕分け前のカキの貝殻の山。緑色の網袋に入っているのは、使える殻を漁師さんが袋詰めして持ち出す準備をしたもの。

ホヤの養殖に詳しくないわれわれのために海中につるすサンプルを持ってきてくれた。手前の木製パレットの上に横たわっているのが完成品。
ホヤの養殖に関する詳しい情報は、宮城県水産技術総合センターのサイトを参照下さい。
宮城県水産技術総合センター
http://www.pref.miyagi.jp/mtsc/
宮城県の伝統的漁具漁法ホヤ
http://www.pref.miyagi.jp/mtsc/kensyu/dentohoya.html
2011 年 8 月 6 日( 土 )23 時 57 分 |
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