知立市山町の地震に強いまちづくり勉強会-知立市ウェブサイトから
知立市市役所のウェブサイトの耐震・災害対策のページで紹介されている取り組みです。サイトの説明によると、「建物の耐震化を地域の皆さんと進めていくために、勉強会をしている」としながら、「地元の町内会、自主防災会の主導のもと…」と矛盾した表記も。「平成20年度には上重原町で、平成21年度は西中町で、平成22年度は中山町で…」と毎年巡回で計画的にやっているようです。どう考えても市役所主導の事業と受け取れます。自主防災活動が盛り上がらないから、市役所がお膳立てしているといったら実もふたもないか。でもまぁ、やらないよりやったほうがよいし、きっかけは何であろうと対策が進めば、被害は減るだろうから、結果オーライの考え方でよいかも。
年間スケジュールが紹介されていて、5回の勉強会とアンケート、ローラー作戦の7回のイベントをやることになっている。1回目はオリエンテーションだけのようなので、実質6回。正直言って、仰々しい割りに成果は???。無料耐震診断の対象者を集めて説明会をするだけのような気がする。個人財産をどうするかという話を町内会で何を議論するのだろう。狭隘道路解消、ブロック塀の垣根化、看板や自動販売機などの歩行者への影響があるものの対策依頼とかならわかるが、それは建物の耐震化を進めるための勉強会という主旨から外れる。
7月上旬に実施されたアンケート調査の結果が掲載されていて、回答内容が興味深い。特に自由記述回答に本音が垣間見える。阪神・淡路大震災の被災経験者や防災に取り組んでいるらしくて回答内容がやたら専門的で詳しい人など、見ていておもしろい。関心度合いの差が極端だ。
アンケート結果から想像するに、熱心な人とそうでない人の差が大きくて、自主防災会としてのまとまりには欠けているのではないか。一部の熱心な人たちや役員だけで活動していそうな気もする。他人が口出しする話ではないが。外野が勝手な評論しているだけだから無視してもらってかまわないが、我が西尾市でも似たようなところがあるから、「やっぱりどこも似たようなもんだ。」とほくそ笑んでしまう。「他人の振り見て我が振り直せ」の教訓と思って拝読した。
2011 年 9 月 24 日( 土 )23 時 59 分 |
コメント(0)
カテゴリー:調査
タグ:,愛知県, 知立市, 知立市役所, 阪神・淡路大震災