西尾市協働まちづくりプランナー応募準備1

 1日の記事西尾市「協働まちづくりプランナー」募集に書いたように、「西尾市協働まちづくりプランナー」に応募することを決意し、事前調査を開始した。全ての分野に秀でて、優れた提案をするのはほとんど無理。自分は防災関連、とりわけ自主防災組織や市民視点での防災インフラ整備に着目していこうと思う。

 作文を始める前に、まずは、現行の計画を調査して、「どのような方針で行政が運営されているか把握する」ことから始めた。行政が発行する各種資料は、ホームページに掲載されたものをダウンロードできる。便利な世の中になったものだ。

 最も参考にすべきは現行の総合計画だろう。4月に旧西尾市と旧幡豆郡とが合併したばかりで、現行の総合計画は、西尾市・一色町・吉良町・幡豆町で別々に策定され、行政も4月までは別々に運営されてきた。

 まずは、
・第6次西尾市総合計画(平成18年度~平成27年度)
・第7次一色町総合計画(平成21年度~平成30年度)
・第4次吉良町総合計画(平成13年度~平成22年度)
・第5次幡豆町総合計画(平成18年度~平成27年度)
にひととおり目を通した。

 書類のまとめ方もそれぞれで独自性があり、同じテーマや施策でもどの事業分野で取り上げているか異なる部分もある。毎年見直しされる実施計画や進捗状況もまちまちで、全体を把握するのは、計画書などの紙面だけでも途方もない労力が必要だ。

 内容はそれぞれの地域で、要否・優先順位の違いから、まちまちである。現行の計画を比較して、優劣善悪の比較をするのではなく、統合融和を目指すのは当然として、新市全体での構想・基本計画へ如何に反映させるかが重要だ。当然、継続/廃止、優先順位見直しもありうる。財政状況を考えれば縮小もやむを得ないかもしれない。姉妹都市などとの各種協定・提携・共助も、視野に入れる必要があるだろう。市勢が変わってくれば、特例市や中核市への移行とそれに伴う権限委譲、行政の広域連携や道州制への布石も必要だろう。

 今回、策定準備を始めた「新・西尾市総合計画」では、これら諸々を統合し、さらに今後10年を見据えた計画にしなければならない。行政の仕組みや各種のくくり方・取扱いが一まとめになっただけでは、本当の合併とはいえない。旧西尾市・旧幡豆郡という区別意識がなくなって、市民感覚として、日常生活のいたるところで、違和感なく馴染まないことには、一つの市としてうまく発展できない。今度の総合計画は、「真の合併」を促進する計画になって欲しい。

西尾市「協働まちづくりプランナー」募集

 西尾市が「協働まちづくりプランナー」の募集を始めた。9月1日発行の「広報にしお」、西尾市ホームページに掲載されている。

 8月15日の記事「新・西尾市総合計画の策定に向けた団体・事業所等意識調査」で西尾市が各種団体にアンケート調査をしていることを紹介したが、今度は、一般市民向けに参画者を募集するようだ。さっそく、内容を検討して応募することにした。

 前回のアンケート調査は、市民団体として「協働まちづくり」に対する意見・要望を記入して提出したが、これは、あくまでも市民団体として市役所とどうやって協働していくかと言う観点で発言している。今回の市民参画者は、団体を離れた個人として、一市民として参画するという立場の違いがある。

 応募するには800字程度の作文を提出する必要があり、単純に申込書を出せばよいと言うわけではない。いわば書類審査というわけだ。募集人数が20人程度なので、なんらかの方法で絞り込まなければならないし、ただの文句たれ(クレーマー)や地域代表が地元利益のために陳情するだけの会議にならないようにする必要がある。西尾市全体の発展を思う気持ちや総合計画に盛り込みたい提案を持っているかどうかを探るための手段となる。ほとんど、この作文の内容でプランナーが決まってしまうように思える。

 毎日のようにブログ記事を書いているので、考えることや作文することは苦にならない。それでも、自分が関心を持っているテーマだけ追求すればよいわけではないし、この先10年を見通して考えなければならないので、かなり広範囲の知識、経験、情報を持っていないと総合的な判断はできない。議員や総務部署の職員と同じような視点が必要となってくる。全体最適と個別最適、共通化と地域特化、集中と分散、優先順位付けと納得性…。

 一個人が全分野に秀でることは無理だろうし、その必要もない。20人のうちの一人として、自分がこだわりたい分野について、上記の視点で、目にとまるものがあれば候補として選考に残るだろうと思う。作文に建設的な意見を書いておけば、落選してもそれが間接的に総合計画に反映される可能性もある。そう信じて、作文することにした。

まずは、現行の総合計画の調査から始めることにした。

平成23年度西尾市総合防災訓練の打ち合わせ2

 平成23年度西尾市総合防災訓練全体説明会が24日、市役所の会議室で開催されました。仕事の都合で参加できませんでしたので、防災課に出向いて概略説明を聞いて資料をいただいてきました。

 8月11日の記事で報告したとおり、西尾防災リーダー会は、応急手当訓練を実施することで変わりありません。会場(屋外)のテントブースでやるので、自主防災会が町内に立ち上げる臨時救護所のイメージでやれればと考えています。もっとも、けが人の「メイク」をした負傷患者役を設定してやるような実践訓練ではないので、準備は楽ですが。

 昨年に続き、赤十字奉仕団とのコラボでやりたいのですが、昨日の会議で日赤さんと顔合わせ挨拶や調整ができませんでしたので、福祉課へ出向き、要望を伝えてきました。

 説明会で配布された資料に目を通していて、いくつか気になったので、以下、独り言メモを。

○会場

 会場は、一色町細川三ノ割(一色町一般廃棄物最終処分場北)。津波被害を想定した訓練だから津波の影響を受けそうな湾岸地域を会場としたのだろうが、本当に発災した場合は、ここに災害対策本部を設営することなどありえないし、やはり、市内各地域をまんべんなく会場として利用する「持ち回り訓練」と割り切るしかないか。

○西尾市社会福祉協議会が参加

 訓練項目に目新しいものは見当たらないが、災害ボランティア受付訓練に西尾市社協が参加するのは初めて。もっとも、合併前の一色町のときは一色町社協として参加していたのかもしれないが。西尾市社協は、これまで総合防災訓練に参加してこなかったことを思えば、一歩前進といえる。

 西尾市地域防災計画(平成22年度修正)には、「一般ボランティアの受け入れは、社会福祉協議会と市民活動センターが中心となって担うものとし、災害の発生時には関係団体等の協力も得ながら、速やかに災害ボランティア支援本部が立ち上げられるよう準備に取りかかる。」とあるので、参加するのは当たり前の感があるが、何故だか、これまでは参加してこなかった。

 近年の災害ボランティアセンターの運営は、どこも社会福祉協議会が中心になっており、地域防災計画に定義されていなくとも、市役所に言われなくても社協が率先して動くべきだとは思うが。現に、8月に訪れた石巻市災害ボランティアセンターでも岡山市社協からスタッフが派遣されていて、全社協、ブロック、県、市町村各級での社協ネットワークを生かして連携している。このネットワークから外れて、単独での対応などできるわけがないことを認識すべき。

○災害ボラセン設置場所

 また、西尾市地域防災計画には、「災害が発生し、災害対策本部が設置された場合において、その指示により、避難所等におけるボランティア活動に関する情報を統括、管理し、ボランティアの配置調整等ボランティア活動拠点の活動を支援するため、総合福祉センター内に災害ボランティア支援本部を設置する。」とあるが、今回の訓練は、総合福祉センターをボラセン立ち上げ訓練の会場年として使用する予定はないようだ。総合福祉センターを会場とした立ち上げ訓練は近年一度も実施されていない。「持ち回り訓練」の会場でテントを張る練習をしている程度。いったい何時やるのだろう?

 西尾市地域防災計画はインターネット上で世界中に公開されており、西尾市の体制は日本中の災害ボランティアが閲覧でき、いざと言うときの情報源として参考にしているはずである。いつまで計画にあわない訓練を続けるつもりだろうか?

○災害ボラセンサテライト

 もっとも、今回の訓練会場で実施するのは、「災害ボラセンのサテライト」立ち上げ訓練だというのなら、話は別だ。西尾市と幡豆郡が合併して対象地域が広がり、総合福祉センターの1箇所だけで市内全域の災害ボランティア活動をカバーできるわけがないし、理屈後付けてもよいから、サテライト運営を地域防災計画に反映していただきたい。そのきっかけとなるなら、一色町の訓練会場で災害ボラセン立ち上げ訓練をするのも「有り」かもしれない。

 災害ボラセンのサテライトは、いくつも事例がある。平成18年7月豪雨のときに岡谷市は湊小学校に湊サテライトを立ち上げたし、平成20年8月末豪雨のときに岡崎市は伊賀町西の広幡小学校南にサテライトを立ち上げた。はっきり明言していないが、東日本大震災においても、石巻市は似たような体制で運用している。石巻専修大学が災害ボラセンになっているが、石巻市に合併した旧牡鹿町では、牡鹿公民館で災害ボラセンを運営している。

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