9月11日の記事「西尾市下町自主防災会、平成23年度総合防災訓練を実施」で紹介したとおり、西尾市下町自主防災会の総合防災訓練が終了しました。次は、応急手当て講習が始まります。町内会の回覧板で呼びかけるため、チラシ作りをしています。
上に示した記事を読んでもらうとわかるように、総合訓練には、救出救助救護といった項目がありません。三角巾や担架などの応急手当がありません。これは、個別の訓練はまず基礎講習として実施した後、総合訓練の中で実践的な応用訓練をしたいという考え方からです。
消火器の取り扱いはこれまでもずっとやってきましたので、発災後の初動対応の訓練に組み込んでいます。救出~救護はまだまだ基礎講習が不足していますので、総合訓練には組み込まず、個別の基礎講習の扱いで実施しています。
いずれ、応急手当も総合訓練に組み込んで、発災後の一次避難・安否確認と並行して、初期消火・救出~救護をできるようにしていきたいと考えています。一度にたくさん盛り込むと混乱してしまいますので、順にひとつずつ組み込みながら、より複雑な対応ができるようにしていきたいという長期路線で考えています。
そんな悠長な考え方では…、という声が聞こえてきそうですが、平常時の訓練でできないことが、いざというときにできるはずありません。設立3年目のときにあれもこれもと考えられる訓練をテンコ盛りでやったことがありましたが、十分な訓練効果は得られませんでした。
自主防災会の皆さんが理解・習得できるペースでスキルアップしていく必要があり、このペースをどれくらいにするかが重要です。トップレベルでも底辺でもない真ん中あたりをねらって設定する必要があります。さじ加減が難しいです。
2011 年 9 月 14 日( 水 )6 時 40 分 |
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9月11日の記事「西尾市下町自主防災会、平成23年度総合防災訓練を実施」で紹介したとおり、西尾市下町自主防災会の訓練が終了しました。訓練記録のため撮影係も設け、デジカメで写真撮影をお願いしていました。担当した方からデータファイルのコピーをもらい、自分が撮影した分も合わせて報告書にまとめました。
毎年、Wordのファイルにまとめていますが、過去事例があると楽ですね。書類様式や記載項目で悩むことがありません。ほとんど、昨年度版のコピー修正、写真画像ファイル貼り変えで済みます。今回も1時間ほどの作業で終了しました。あとは会長さんに依頼して提出してもらうのみです。たいした手間ではないですが、これを惜しんで手抜きをすると、市役所防災課から支給されるはずの補助金がもらえなくなります。
今の西尾市の補助金制度については、いくらか不満があります。でも文句たれてるだけではコトは進展しませんので、不満ながらやることやって(補助金ももらって)、次の機会に制度見直しの要求を出していこうと思っています。
不満の理由は、面倒だからということではありません。現行制度が自主防災会の訓練の仕方に悪い影響を及ぼしていると感じるからです。市内各地の多数の自主防災会の訓練を支援していて、そう感じざるを得ません。このことについては防災課長にも申し入れをしていますが、4月に幡豆郡と合併したばかりなので、新しい体制での取り組みはまだまだ改善の余地があります。
2011 年 9 月 12 日( 月 )16 時 40 分 |
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西尾市下町自主防災会は9月11日、午前9時より11時30分まで、町内で総合防災訓練を実施しました。台風12号の影響で各地の防災訓練が中止となる中、秋晴れというにはまだちょっと暑い日差しの中、無事、目標とする訓練内容をほぼ計画通り終了できました。
毎年、神明社の秋の大祭の準備として恒例になっている草刈を実施した後、引き続き、昼前までの連続行事として、頑張っていただきました。みなさん、お疲れ様でした。
訓練の準備状況は、このブログでも、以下の記事で順次お知らせしてきました。準備作業は手間隙かけてあれこれ大変でも、訓練当日の2時間ちょっとは、あっという間に過ぎてしまいますね。
・8月26日の記事「西尾市下町自主防災会総合訓練、資料作成が佳境に」
・8月29日の記事「西尾市下町自主防災会総合訓練の最終打ち合わせ」
・9月7日の記事「防災訓練用火災発生地点標識パネル作成」
参加者は135人、訓練の項目のひとつとして、安否確認をすることになっており、訓練に参加した人を「避難者」、参加していない人を「自宅待機者」という扱いで集計しました。戸数164、人数560人ですので、全戸1人以上参加の目標(=164人)に若干届かない結果となりました。お仕事ほかの都合で不参加となった方もいるようです。
これまでと、同様の初動対応訓練ですので、毎年参加してきた人にとっては、目新しい内容ではなく、繰り返し確認となります。これらを考慮してご自分の都合を優先したのでしょう。いざというときの行動が理解できていて、対応もしてくれると信じています。
初期消火対応訓練は、火災発生地点を2箇所設定しました。第1発見者の「火事だぁ~!」の発声があるかどうか、回りに声をかけるかどうか、一次避難場所で安否確認をしている最中に、応援を求めるかどうか…。様子を観察しました。また、1箇所は4班と5班の境界あたりに設定し、班ごとの区割りとか担当の押し付け合いがなく協力し合えるか、確認もしました。
結果は、ほぼ狙い通り、安否確認作業の途中でも、臨機応変・協力的に対応ができました。行動の考え方は問題なかったですが、スピードについては、課題が残ります。今回はそこまでは追及していませんでしたが、今後の訓練に反映できたらと考えています。
訓練項目概要は以下のとおりです。
1.情報伝達訓練
防災無線により訓練開始の合図、安否確認指示と報告の依頼、指定場所への集団避難指示
2.初期消火(避難行動中の即応訓練)
一次避難および安否確認行動中に町内2箇所に火災発生との想定で消火器による初期消火活動。
・消火班と居合わせた住民による自主活動(防災会指示を待たずに自己判断で対応)
・訓練直前まで火災発生地点を伏せておくブラインド型対応訓練
3.集団避難
町内会の班ごとに多目的集会場東の広場(訓練会場)へ避難
・同報無線の合図から32分で避難完了。
4.安否確認
町内会各班の一次避難場所(町内)と多目的集会場東の広場(訓練会場)で確認・人員報告
5.消火訓練
訓練会場に全員集合した後、粉末消火器を使用して枯れ草のボヤを消火する訓練。
水消火器とは異なる感覚を強調した。
・炎に向かう怖さ、レバーを握る握力、粉末で炎が隠れて鎮火が確認し難いこと
期限切れ再充填前のものを活用した。
6.防災講話
東日本大震災でのボランティア活動報告
・5/3,4 気仙沼市、ボランティアと地域住民の共同運営よる避難所兼ボラセンの事例
・避難所運営に関する検討の必要性、ボランティアを受け入れる心構え
7.炊き出し
カセットコンロと一般家庭用の鍋を使用したハイゼックス炊飯
2011 年 9 月 11 日( 日 )23 時 59 分 |
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