西尾市上羽角町自主防災会は10月29日、上羽角町公民館とその隣の広場を会場として、総合防災訓練を実施しました。
8つ目めの訓練は、「心肺蘇生法」です。西尾市応急手当普及ボランティアの会が指導しました。私もその一員として指導しました。
普通救命講習でやる3時間の内容をしっかりやるには時間が足りないので、簡略化しています。
・市民が心肺蘇生法を実施する意義の説明
・身近な一次救命処置の取り組み事例の紹介
・心肺蘇生法の手順の説明、お手本展示
・心肺蘇生の手技を、参加者が一回ずつ交代で実施
程度の内容です。
限られた時間内に少しでも多くの方に経験して欲しいので、交替時間の短縮や次のチームの事前準備など、効率的な運営と参加者のフォローが大変でした。高齢の方が多くて全体的にのんびりムードなのと、畳の部屋に腰を落ち着けてしまって動きがスロー(半分くつろいでしまっている)ので、さっさとやるという意識があまりありません。
基本的には内容の紹介、一通り全員が体験、詳細は別に開催する普通救命講習会を受講するよう案内、という考え方でやっています。人形1体につき15人程度で45分の間に全員が体験するだけでも精一杯です。




2011 年 10 月 29 日( 土 )23 時 08 分 |
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西尾市上羽角町自主防災会は10月29日、上羽角町公民館とその隣の広場を会場として、総合防災訓練を実施しました。
7つ目めの訓練は、「簡易担架」です。次の記事で紹介する予定の、心肺蘇生法の準備をしている間、間が空いてしまうからということで、急遽、訓練項目として追加しました。何事も臨機応変に。
短時間なので、作り方の解説、代表数名による体験(担架の上げ下げと数メートルの移動)程度としました。
4人で担架の上げ下げをしましたが、タイミングが合わなくて苦労しています。ゆっくりそっとやる、メンバーと息を合わせてやるという意識をもって臨まないと、担架上の負傷者を落としてしまいかねません。
負傷者役になって担架の上に乗った方からは、「少しの揺れでもすごく怖い」との感想が。意識を失っていれば、そのような思いをしないのでしょうが、怪我をした意識のある人を搬送する場合などは、そのように感じることもあるでしょう。
ひごろから練習を繰り返して、町内の誰とでもチームワーク良く対応できるようにしたいですね。簡易担架の作り方や滑り落ちない理屈を知っているだけでは、意味がありません。実践が大事です。このような訓練は繰り返して体で覚えるしかありませんから、「過去にやったことがあるから…」とか「自分はできるから…」とか言わないで、機会があるごとに繰り返して練習していただきたいですね。



2011 年 10 月 29 日( 土 )23 時 07 分 |
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カテゴリー:講師・インストラクション
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西尾市上羽角町自主防災会は10月29日、上羽角町公民館とその隣の広場を会場として、総合防災訓練を実施しました。
6つ目めの訓練は、「防災ビデオ視聴」です。訓練らしくないですけど。屋外での訓練を終えた後、公民館の中に入って、市役所防災課から借用した約25分のビデオを、みんなで視聴しました。

この手のビデオは、短時間の映像の中に、すごくたくさんの要素を詰め込んであることが残念。ほとんど目次かカタログのようになってしまっていて、消化不良になりがち。それでいて視聴した参加者は、盛りだくさんの内容に、たくさん勉強した気になって、満足してしまうこと。
この上羽角町自主防災会のように、毎年繰り返して訓練をして、弱点克服・新視点の取り組みを模索しながら、レベルの維持向上に努めているところにとって、この手のビデオは物足りないのではないかと思います。
どこの自主防災会の訓練でもそうですが、見っぱなしになってしまっていることが残念。ビデオを見た後に、これを題材にしてワークショップやワールド・カフェなどの話し合いや検討作業をし、取り組み方法を検討したり、自分たちの状況に合わせてアレンジしたり、次の活動につなげる工夫をしていただきたいですね。
2011 年 10 月 29 日( 土 )23 時 06 分 |
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