東北地方太平洋沖地震を教訓とした地震・津波対策に関する専門調査会

 9月24日の会合で報告案がほぼまとまったようだ。28日に最終報告の予定だそうだが、マスコミ報道によれば、津波からの避難として5分以内を目標とするとか、自動車での避難を容認するとか、いろいろと考えさせられる項目もある。議論の経緯は、これまでの会合の議事録を見れば、おおよその見当はつくが、それでも最終報告の内容がわかるまでは、なんだか納得できないなぁというものもある。

 これらをはっきり理解し、納得して受け入れないと、今後の防災啓発や地元の対策や訓練にしっかり取り組めなくなりそうだ。第1回会合からの議論の経緯をよく調べて、東日本大震災の教訓をどのように防災基本計画に反映していくのか確認する。とりわけ、地域防災計画への落とし込み、自主防災会の活動への影響などは、しっかり確認していきたい。

 さらに、愛知県地域防災計画の見直し、西尾市地域防災計画の見直し、これらの整合性の確認をしていく必要がある。西尾市の防災行政の対応、防災基本計画への反映から暫定対策や防災啓発活動への反映、これらの全体スケジュールなど、「東北地方太平洋沖地震を教訓とした地震・津波対策」の大局をつかんだ上で、啓発に取り組んでいきたい。

 まずは、中央防災会議の審議の動向、東北地方太平洋沖地震を教訓とした地震・津波対策に関する専門調査会の会合の経緯をトレースして、キャッチアップしたい。あいち防災リーダー会西三河ブロック、西尾防災リーダー会での勉強会を企画して、啓発人材の育成も考えていきたい。課題山積だ。

コメント

東北地方太平洋沖地震を教訓とした地震・津波対悪に関する専門調査会報告査読1…

 9月28日の最後の会合で報告書がまとまったようだ。さっそく内閣府のウェブサイトから報告書や関係書類のダウンロードをして、内容を確認した。
 一言でいうなら、「だらだらと長ったらしい文章ばかりでわかりづらい」ということ。調査会のウェブサイトには、「報告書」以外に、「報告要点」「参考図表集」があり、これらをあわせて読まないと理解が進まない。
 全体像を概観するのに手っ取り早いのは、「報告要点」に目を通すこと。40ページ以上もある報告書をA3サイズ1枚にまとめている。まずこれに目を通し、関心の高いところ…

2011年10月1日 10:48 AM | 防災啓発日誌2

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