西尾市立西野町小学校で東日本大震災現地支援活動の報告

 西尾市立西野町小学校で教職員向けの研修会があり、東日本大震災での現地復興支援活動の報告をしました。教頭先生のお招きで、私の活動事例を1時間ほどお話させていただきました。

 5月2~5日の気仙沼市小泉浜ボランティアセンターでの活動、6月24~26日の仙台市宮城野区福住町町内会での活動、8月5~10日の石巻市鮎川浜、・谷川浜での活動の3件について、それぞれの対象地域の被災状況や現地の皆さんの活動の特徴もおり混ぜながら、パワポの資料で説明しました。

 みなさん熱心に聴いていただき、子どもたちを守るという使命、避難所運営など地域との協働の大切さなどを考えていただく機会となりました。今後、西野町小校区自主防災会連絡協議会との連携活動をはじめ、地域全体でまちづくりを盛り上げていくきっかけになればと思います。

 報告内容の概略は以下のとおりです。

○気仙沼市小泉浜

 5月の連休にようやく現地活動をできる都合がついたので、インターネットの情報からここへ活動しに行くことを決めた。ボランティアセンターのセンター長が、以前、別の災害の現地活動で一緒になったことのある人だったので、「彼が頑張っているなら…」と応援に出かけた。

 避難所とボランティアセンターが一体となって活動していること、市や社協のボランティアセンターとは別運営をしていること、今後、大規模災害で災害ボランティアの数が足りなくて自主運営をしなければならないときの参考になること、小さな集落にボランティアがたくさん押し寄せるというイメージとその受け入れ覚悟など。

○仙台市宮城野区福住町町内会

 所属している飯田ボランティア協会の紹介で、災害ボランティアセンターを経由せず、直接、現地と調整した。被災しているにもかかわらず、近隣の町内会や市民活動センターと協同して支援活動をしていること、行政に頼らずに尾花沢市鶴子地区連合区会と協定を結んで相互支援をしていることなど。

○石巻市鮎川浜・谷川浜

 会社の社会貢献活動の一環として、業務扱いで出かけた。牡鹿半島湾岸の小さな浜がまだまだ支援不足なこと、小さな集落が多数点在していると支援側もたいへんなこと、ホヤ養殖の準備の遅れに対する漁業関係者のあせりなど。

○終了後のお話

 終了後に校長室で、地域での協働のお願いや学校での防災教育への要望などをお話しました。先生方にはここの部分を一番強調してお話したかったんですが、時間の制約もあり、現地活動の内容紹介に留まりました。
 終わった後の感想は、まず、時間が足りないということ。1時間での報告と終了後の校長室でのお話1時間では、伝えたいことをすべて話すのは限界があること。活動内容を説明するのが精一杯で、学校の防災教育で子どもたちにどんな指導をして欲しいか、地域の防災活動にどのように協力して欲しいかといった要望・お願いの部分をしっかり話せなかったのが残念でした。ちょっと欲張りすぎでしょうか?

コメント

「はまセン」から感謝状が届きました。

 はまセン」とは、東日本大震災の復興支援のため、宮城県気仙沼市本吉町今朝磯に設置された「小泉浜災害ボランティアセンター」の愛称です。4月に立ち上がり8月末に閉鎖されたセン…

2011年10月5日 12:39 AM | 防災啓発日誌2

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